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Food Trust と 安食舎 (徳江倫明氏のブログから) No.1 No.2 No.3 |
| 2007年07月03日 「ニッポン食堂」か「ニッポンの食堂」か |






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ミートホープ事件などあり、目黒雅叙園で開かれたイベント「第3回ニッポン食堂」について書くのが遅れてしまった。
全国から集まった生産者、メーカーによる昼からの「東西市」は、後援してくれた目黒雅叙園の会場で東西別々の部屋に分かれ、まあなんとも贅沢な市場の展開となった。
ぼくが取り組んでいる「フードトラストプロジェクト」の地域の生産者も、これぞという食材をしょって参加してくれた。
フードトラスト会津からは丸果会津青果、社長と専務自ら、採れたて西会津のミネラル野菜をもって参加。う~ん、見るからに新鮮で美味そうな野菜たちだ。西会津あげてのミネラル野菜への取り組みもこのブログで紹介したが、こんな野菜を毎日食べれば、それは元気になることうけあいだ。
フードトラスト伊豆からは羽山君をはじめとする安食舎の面々に南伊豆漁協からも手伝いに来てくれた。伊勢えび、とこぶし、シッタカ、黒あわび、うつぼの燻製などなど。
驚いたのは下田市漁協から提供されたゆうに2.5キロを超える、一本釣りの「金目鯛」25尾。最初は来場者も、こんな大きな金目鯛どうやってもって帰ろうという感じだったが、1900円という馬鹿安値段に周りをウロウロ、結局すべて売れてしまった。
一緒に来た「やまけん」もスレスレで一匹手に入れ。「今日は帰ってから大変だあ!」といいつつ、顔はとてもうれしそうだったな。
さて、夜からはいよいよ東西対抗の食事会。
これも東、西別れての会場で、その東西料理の違い、特徴もなかなかのもの。東軍監督は目黒雅叙園総料理長近藤紳二氏率いる他4名、西軍監督はホテルグランヴィア京都総料理長の佐藤伸二氏率いる他4名、その料理の紹介は「やまけん」のブログ「出張食い倒れ日記」に詳しく書いてくれたので、興味のある人は是非アクセスを!
食事会の料理素材にもたくさんのフードトラストの食材が使われた。
全国各地から集められた有機野菜。ご存知梅山豚、岩手県山形村からは本当に希少になってしまった和牛の日本短角牛。この牛は夏山冬里方式といって夏場は林間放牧され、赤肉指向のとても健康な牛だ。その他、伊豆修善寺の原木栽培椎茸、デザートには茨城の石津さんの「達人メロン」など、素材を生かした料理に感謝だ!
そのなかでも、一つ紹介しておきたいのがフードトラスト岩木川のトキワ養鶏が取り組んだ飼料米(玄米)で育てた鶏の卵だ。何故、飼料米で育てた卵が大切か?それについては5月11日のブログ「飼料米-フードトラスト岩木川-」に詳しく書いたので読んでみてほしい。
その卵と市販の卵を写真で比べてみた。その色の違いがはっきりと出ている。左側が飼料米を食べた卵、普通は右側の卵の色が一般的だ。いわゆる濃い橙色とでもいおうか、そのほうが美味しそうというイメージがある。が、はっきりいって卵の色はどうにでもなる。消費者がこの色を好めばパプリカの色素などを使えばこの色に出来る。極端にいえば消費者が緑の卵がほしいといえば緑の卵も作れる。緑の色素を餌に使えばいいだけだ。
ぼくは、そういう卵は食べたかないけどね!
自然の色でいけば、黄色を濃くするのは牧草などの緑餌をやるのがいいが、冬場は緑餌が少ないから、本来一年中同じ色の卵というのもおかしいのだが・・・・・・・。
さて飼料米(玄米)を与えた卵の色は黄色といっても、とても薄い黄色だ。この卵について少し詳しく書けば、
1.鶏の品種は、純国産鶏ゴトウもみじ
2.飼料の自給率は75%(米60%)
3.米は地元藤崎で1.2ha栽培し約1tの生産があり
その米で1年間飼育できる羽数は 150羽
4.別に実験栽培した米の品種は飼料米 『べこあおば』
今回は4畝を作付けし反収にすると16.2俵。通常の米は反収8俵から10俵
5.自給率の向上に向けた第一歩
6.卵黄色は(カラーファン.1)のレモンイエロー
7.味はさらっと淡泊でおいしい
今後、トウモロコシや麦など輸入飼料の高騰が続けば、米の飼料化は避けて通れない。機会があれば、是非この卵を食べてほしい。卵の美味しさというものに、あらためて出会えるかもしれない。
最後に、夜、ぼくと四川飯店の陳健一さん、服部学園の服部幸應さんとのトークショーとなった。その控え室で服部さん曰く、このイベントの名称は「ニッポン食堂」より「ニッポンの食堂」がいいな!ということであった。
そもそもこのイベント、日本の農業を元気にしよう、安全や環境への配慮を大切にする生産者を応援しよう、その元気な生産者と料理人、シェフがコラボすることによって美味しい国産素材と技術で新しい食の世界を作り出そうという趣旨だ。つくるべきはニッポンの「食堂」ということか。
ますます面白くなるイベントだ。次回は参加あれ!
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