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Food Trust Project
徳江倫明氏ブログ
 
Food Trust と 安食舎 (徳江倫明氏のブログから) No.1  No.2 No.3
 2006年12月22日  フードトラストとは......
1895年、イギリスに始まった「ナショナルトラスト運動」はかけがえのない自然環境や景観、歴史的遺産を市民の寄付金などによって買取り、保全し、公開することで次世代に引き継いでいくことを目的としている。
であれば例えば農業や化学肥料にできるだけ頼らず、美しい大地や水、風土といった環境を守る農業や地域の取り組みもトラストすべき対象と考える。
そしてそこからうみだされる、安全で安心できる農産物や食べものをもとに、生産者と消費者を信頼という絆でつなげていくこと、それを「フードトラスト」と名づけた。
フードトラストプロジェクトは安全や環境に配慮した農業や地域の取組みを応援し、農産物や食品を認定することによって消費者に広く普及していくことを目的としている。
 2007年01月12日  伊豆―安食舎― 




今日は、フードトラストプロジェクトに共感し、伊豆で「安食舎」という会社作りに挑戦している羽山氏が訪れた。ふりかけとかお茶漬け作りのプロ赤松氏も同行してきた。羽山氏は伊豆の漁協との関わりが深い。
伊豆には現在13漁協があるらしいが、ほとんどが近海・沿岸漁業で、特にキンメの一本釣りが有名。日本の近海・沿岸漁業が衰退していく中で、図らずも成り立っているということは、伊豆は、まだ魚が豊富ということになるが、それでも年々漁獲高は減り続けている。伊豆特産の干物の原料はほとんどは地域外(海外を含む)のものである。 普通は地域おこしを考える場合、どうしたら経済的に活性化できるかというところから考える。最近は特に「地産地消」が叫ばれている。「道の駅」や「直売所」などはそのことをテーマにして国から補助金なども出ているのだが、「地産地消」だけでは経済が成り立たないというのが本音だろう。
事実、疑わしい商品もたくさんある。海外原料バッチリのものもある。どこの道の駅にいっても売ってるものもある(不思議)。
そんなことをいちいち批判する気はないが、本気で「地産地消」に取り組んでいるところも現れてきている。そういうところほど活性化しているケースが増えてきている。時代は少し動いている。
実際にやる人から見れば、それに徹することは結構冒険なのだ。根本の発想を変えなくてはならない。
さて、伊豆は?魚が減っているのはなぜ、それでもまだ近海・沿岸漁業が続いているのはなぜ、昔、もっともっと魚が豊富な海であったのはなぜ?
おそらくは伊豆の山、森なのだ。山がだめになれば海もだめになる。海を守ることは山を守ること。漁業と山の仕事、農業がつながることが大事だ。そんな根本的発想から伊豆を考える。そんな動きが始まりつつある。
ふりかけ、お茶漬けは、それこそどこの「道の駅」や「直売所」に行っても売られている商品。それも原材料はほとんど海外産。まあ象徴的商品といってもいいかもしれない。だから伊豆の原料でそれらを作ってみるのは面白い。本物の伊勢えびやキンメを使えば、かなりうまいものになるのはうけあいだ。それに伊豆には岩のりもあれば、それこそワサビもある。赤米も特産だ。伊豆の根っこにある小田原が梅干、桜の花や葉っぱの塩漬けの有数の産地であることはあまり知られていない。ふりかけやお茶漬けという小さな商品が、海と山と畑をつなげる。その先に「フードトラスト・伊豆」が見えてくる。
 2007年02月01日  伊豆下田漁協組合長藤井氏訪問
1月31日から2月1日にかけて伊豆の下田漁業協同組合の組合長藤井氏を訪問した。伊豆でフードトラストをどう展開していくかを、ざっくばらんに話し合うためで、以前書いた「安食舎」という会社を伊豆に作ろうと頑張っている羽山君が同行した。羽山君は、伊豆を分かりやすく伝える商品の第一弾ということで、伊豆産に徹底的にこだわった「ふりかけ」を企画してほとんど完成の域に達しているのだが、その先にあるものをさらに考えている。
藤井組合長は静岡の漁協の中でも最若手の組合長。とにかく威勢がいい。漁協もJA同様、合併問題が次々おこっている。たぶん静岡でも大きな合併があると思う。その場合藤井組合長に対する期待は大きい。下田漁協は彼が組合長になって2年目いきなり黒字。その改革路線はちょっとすごい。
近海、沿岸の伊豆の漁業は健全な伊豆の山と川があって初めて継続可能。そんな基本をじっくりと話しながら、酒も進んだというわけ。場所は「幸鮨」、地の魚の鮨は素朴でうまい。
ちなみに今の静岡県知事は環境問題に熱心らしい。近いうちに県民から「植林税」とでも言おうか、山を育てるための費用を税金として集めることになるらしい。結構画期的なことだ。


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