今日は、フードトラストプロジェクトに共感し、伊豆で「安食舎」という会社作りに挑戦している羽山氏が訪れた。ふりかけとかお茶漬け作りのプロ赤松氏も同行してきた。羽山氏は伊豆の漁協との関わりが深い。
伊豆には現在13漁協があるらしいが、ほとんどが近海・沿岸漁業で、特にキンメの一本釣りが有名。日本の近海・沿岸漁業が衰退していく中で、図らずも成り立っているということは、伊豆は、まだ魚が豊富ということになるが、それでも年々漁獲高は減り続けている。伊豆特産の干物の原料はほとんどは地域外(海外を含む)のものである。
普通は地域おこしを考える場合、どうしたら経済的に活性化できるかというところから考える。最近は特に「地産地消」が叫ばれている。「道の駅」や「直売所」などはそのことをテーマにして国から補助金なども出ているのだが、「地産地消」だけでは経済が成り立たないというのが本音だろう。
事実、疑わしい商品もたくさんある。海外原料バッチリのものもある。どこの道の駅にいっても売ってるものもある(不思議)。
そんなことをいちいち批判する気はないが、本気で「地産地消」に取り組んでいるところも現れてきている。そういうところほど活性化しているケースが増えてきている。時代は少し動いている。
実際にやる人から見れば、それに徹することは結構冒険なのだ。根本の発想を変えなくてはならない。
さて、伊豆は?魚が減っているのはなぜ、それでもまだ近海・沿岸漁業が続いているのはなぜ、昔、もっともっと魚が豊富な海であったのはなぜ?
おそらくは伊豆の山、森なのだ。山がだめになれば海もだめになる。海を守ることは山を守ること。漁業と山の仕事、農業がつながることが大事だ。そんな根本的発想から伊豆を考える。そんな動きが始まりつつある。
ふりかけ、お茶漬けは、それこそどこの「道の駅」や「直売所」に行っても売られている商品。それも原材料はほとんど海外産。まあ象徴的商品といってもいいかもしれない。だから伊豆の原料でそれらを作ってみるのは面白い。本物の伊勢えびやキンメを使えば、かなりうまいものになるのはうけあいだ。それに伊豆には岩のりもあれば、それこそワサビもある。赤米も特産だ。伊豆の根っこにある小田原が梅干、桜の花や葉っぱの塩漬けの有数の産地であることはあまり知られていない。ふりかけやお茶漬けという小さな商品が、海と山と畑をつなげる。その先に「フードトラスト・伊豆」が見えてくる。







